例えば花から花へと舞い遊ぶ、不実を咎めてのゆえだとすれば。
蝶を殺して磔にする行為の意味は、きっと憎しみなどではなくて。
Swallowtail.
「……もういい」
髪を掴んで上向かされ、それまで顔をうずめていた白い股座から視線をあげると、気まぐれな雌猫めいた双眸がいつものように、ベッドサイドに揺れるランプの淡い煽りを受けて、きらめいていた。
頃合いか。 情欲を灯したその色を見つめ返し、俯いた。 まだ舌に淫靡な痺れの余韻を残す、ひきしまった雄の中心が視界に戻ってくる。
常より若干急いているようにも思えたが、疑問を口にしたところで意味はない。
彼の意思は絶対で、わたしに許されているのはただ彼の期待を察し、それに応えおおせることのみだった。
挑みかかってくる気配がないということは、今夜はわたしが自ら、彼の蕊にまたがらなくてはならないのだろう。
口の端を汚す蜜を手の甲で拭い、生々しい邪淫の匂いの滲み込んだ夜具の上へと、身体をずりあげた。
だが、そのまま這い進もうとしたところで、
「まだだよ、ウルフガング。 まだ来いとは言っていない」
意味深な微笑とともに伸ばされた指先に、額を押し返される。
咄嗟の当惑を隠せず面に出してしまったのだが、それは刹那のうちに驚きへと変わった。
彼はわたしの目の前で、病的なまでに青白い脚をおもむろにくつろげて、開いてみせたのだ。
「…ここを。 後ろを……擦ってもらえないか?」
―――半ばまで屹立した玉茎の奥に垣間見える秘裂に、無意識のまま釘付けになっていたわたしは、その声を聞いたとき、自己のおぞましい欲望が囁いた空耳かと疑った。
「たまにはな。 趣向の違った刺激が欲しくなるのさ。 …お前もすっかり慣れたことだ、馬鹿の一つ覚えのように同じ手順を踏んでばかりでは飽きるだろう」
「え、…し、かし」
ぎこちない吃舌での反応をかろうじて返したものの、彼が冶(かしく寝台に横たわり、柳腰をわずかに浮かせてみせただけで、見苦しいあがきはわたしの思考からかき消えた。
きっとこれもたまたま思いついた退屈凌ぎの遊戯か、或いは単にわたしを揶揄って喜びたいのだろうな。
そういった諸々の思惑ごと、一瞬にして。
「それほど難しい要求でもあるまい。 男ならな……」
シーツの上に月光のような艶をばらまく、金糸の髪。
我知らず、喉がごくりと渇きを訴える。
―――いつもお前の感じている悦楽を、私にも教えておくれ。
彼の唇が言葉を紡ぎ終えるより早く、「失礼します…」と白い脚の片方を持ち上げた。
「…ぅ―――」
小ぶりな双丘を押しひらいて、後孔に指をすべり込ませた一瞬だけ、彼はかすかに表情を歪めた。
嬲るつもりも趣味も毛頭ない。 ただ爪で襞を傷つけないように、ゆっくりとかき分けながら探ってゆく。
わたしのそれと違い、異物の嵌入に慣れない、その意味ではこの地下でもっともまっさらな男の肉は、こんなにも収斂のきついものなのかと、わたしは興味か得心か、或いは嫉(みなのか、自分でも度しがたい感覚に捕らわれる。
医学的知識と己の経験から見当をつけて、やがて奥に小さいしこりのような隆起を探りあてた。
く…、と悶えを殺す音とも、笑いの零れる吐息とも取れる声が彼の喉から迸る。
「っ……そこ、だ……ウルフガン、グ」
余裕を湛えたままで向けられる瞳がなんとなく気に障って、指を一本増やしてからその箇所を捏ね回すように擦ってやると、彼はいくぶん下肢を引き攣らせ、震わせた。
息遣いにも少しずつ、喘ぎのような、なまめいた色が混じり始める。
内部から官能を煽られる今の彼は、普段の攻撃的な欲の焔とは違った、じりじりと焦げつくようにむず痒い熱に冒されているはずだ。
いつもとは別のところから生まれる高揚に、しかし感じているのは確かなようで、悦楽の凝(った前方がしどけなく頭をもたげていた。
仮にこのまま乱れれば、さぞや婀娜っぽい、それこそ男の理性を砕く狂態を見せてくれることだろう……。
脳裏で凶暴な牡が舌舐めずるのを聞きながら、三本目の指を埋め込んだところで、「痛いッ」と小さな呻き声が上がった。
見れば彼は柳眉をひそめ、それ以上の侵入を拒むように睨んでいる。
この程度で、と無礼にも思ってしまったのだが、媚薬や潤滑剤の助けも借りず、容易に蕩けるはずもない部分にはこれぐらいが限界なのだ、と気付いて、わたしは心のうちで苦笑した。
「…もう少し……我慢して、いただけますか」
「い、…っ……」
ぎち、と潤いの足りない音を立てる窮屈な壁をかきわけて、同時に彼の雄蕊を口腔へ獲(えた。
突然の刺激に不意をつかれてか、抱え込んでいる彼の下腿にびくりと振動が走る。
取り落とさないようしっかりと押さえると、わたしは彼の内側を指先に堪能しながら、充血した彼の芯に舌を絡めて味わった。
―――初めてこれを銜えさせられたとき、果たしてわたしの身体にはまだ男としての本能や矜持が残っていたのか、ひたすら嘔吐と屈辱をこらえるのに必死で、やり方すらなかなか覚えられず、彼の侮蔑を買ったものだが。
今や、どうだろう。 瑞々しくも強烈な彼の精髄が喉から内腑へと流れ込んできて、砂漠のように萎びたこの身を満たしてくれる、その感覚がえもいわれぬ快感となって、わたしを虜にするのだ。
「ぁ、…あ……んん―――」
そう、わたしの中から意図的に『男』を拭い去ったのは他の誰でもない、彼であるはずなのに。
今、こうして女のように脚をひらいて、艶冶に息を弾ませてみせるのは何ゆえだ……?
「…ぁあ………ウ…ルフガン…グ……」
数瞬の思案に暮れていると、ふと譫言(のような呟きに名を呼ばれ、反射的に瞳をあげて彼を見た。
欲をおびて紅潮した美しい貌が、じっと観察するかのような熱さでわたしに向けられていた。
……そういう、ことか。
あえてそのまま遂情まで追い上げてはやらず、猥りがわしい吸戯から彼を解放する。
中途で離れていった快楽に彼は切ない息を洩らしたが、すぐさま、先を促すように下肢をくねらせた。
シーツの上で身じろぐ肌理(細やかな膚の媚態に、劣情をそそられなかったといえば嘘になる、が……わたしはこうべを垂れながらも、はっきりと横に振って否を示した。
秘部から指を抽かれる瞬間、彼の瞳にはふたつの相反する感情が錯綜していた。 ―――安堵と、失望とが。
最前から分かっていたはずだ。 これは彼の仕掛けた遊びであると。
それも、彼の意図はわたしを試すこと。 わざとわたしの裡なる『牡』を疼かせるように動いて、この衰えた男の理性がどこまで持つか、様子を窺っていたのだ。
なんという悪辣で、―――危険きわまる遊戯(なのか。
「…つまらん男だな、ウルフガング。 せっかく常日頃の意趣返しをさせてやろうというのに」
案の定、今しがたの混迷した色はすでになく、彼は興をそがれたと言わんばかりの冷笑に戻っている。
申し訳ありません、と体裁のみの謝罪を唇に乗せると、彼は軽く鼻を鳴らし、しなやかに伸びた足先でわたしの中心をにじるように弄んだ。
「っ……」
「こんなにしているくせに……意気地のない」
せせら笑う冷たい双眸を睨み返しながら、わたしは彼の内奥の残滓がまとわりつく指を自身の後方へ回して、無造作に差し挿れた。
彼の前で羞恥心など保っていても分が悪くなるだけなのは百も承知で、今更その程度の行為に躊躇いは感じなかった。
事務的にかき回すだけの自分の指であれ、程なくほぐれてくる、慣らされすぎた己の肉体が今はありがたい。
筋肉(を叩いて柔らかくでもしている気分で、強引にそこを綻ばせると、胸の芯を灼く情念のおもむくまま、彼に覆い被さった。
かすかな狼狽をにじませた四肢を押さえ込むように重みをかけ、彼の先端を尻へあてがう。
後は、腰を沈めていくだけだった。
「…く、……ッぅぁ……あ、ぁッ…」
不埒な口がずぶずぶと飲み込んでいく熱さと質量に、身体を分断されるような痛みをおぼえるが、それをも凌ぐ烈しい喜悦の波に眩めいて、わたしは仰向きながら下肢を揺さぶった。
彼は甥のそんな痴態をどう見つめているのか、眉間に皺を刻んだ嘲笑とともに、自身に纏いつく肉筒を荒々しく突き上げてくる。
彼が動くたび、抑えがたい苦悶に息を喘がせながら、わたしは内腿の間に挟まれている彼の鼠蹊部を、ありったけの力でもって締めつけた。
くっきりと骨の浮き出た、男にしては細すぎる腰。 痩せさらばえた今のわたしの片腕にさえ収まりそうな。
…無理やりこじ開けたりすれば、きっと、ぼろぼろに壊れてしまう。
肉体という器だけではなく。 色々なものが、修復不可能なまでに。
「―――あっ……」
不意にひくりと慄(いて、わたしは思わず夜具を握りしめ、動きを止めてしまった。
交わった部分の上ではしたない容(を晒している前方を、ひやりとした彼の手のひらが、優しく撫でさすり始めたためだ。
「や、…ぅ、う、」
制止を訴えようとしたのだが、喘ぎに声がもつれて言葉にならない。 無様なあがきを冷たく見据え、彼は片手でたやすくわたしを翻弄し、追いつめた。
経験らしい経験といえば妻との同衾ぐらい、それも子を得るための営みでしかなかったわたしを、爛れた淫の交錯する愉しみから逃れられなくした麻薬は、この指先なのだ。
かぼそい、滑らかなそれが戯れに絡みついてきただけで、こみ上げてくるものを怺(えきれなくなってしまう。
「う、うっ……く……は、ッ」
前後で感じる刺激に、下肢がどうしようもなく昂っていく。
浅ましい身悶えをくりかえすわたしの欲を、明らかに焦らす手つきで嬲りながら、彼はふと、鋭利な双眸をすいと細めた。
「…そうやって、お前はいつまで小娘よろしく初心でいるつもりだ?」
淡々とした声の、あまりの温度のなさに、わたしは頬を強く張られたような気分で目を瞠(いた。
「私を悦ばせる気があるなら、もっともっと。 気が触れたような有様で善がってくれないと……」
楽しめないのだよ。
そう言って、伏せられる瞳。 長い睫毛が影をおとしたその色は、いっそ愁いにも似た倦怠に曇っていた。
―――この、目。
血が滲むほど唇を噛み縛り、わたしは何かを殴りつけたいほどの焦燥にかられて、視線を外した。
最近の彼は、わたしの部屋へ来て情交をともにしても、こんな目をして半ばで放り出すことが頻繁にある。
わたしの中で彼に点けられた肉欲の炎は、狂おしいまでに深奥を灼き、疼かせているというのに。
「ん……」
惰性で雄軸を玩んでいるような白い右手を外させると、わたしはその甲に唇を押し当てた。
熱の触れ合う刹那だけ、彼の手は純情な淑女じみた顫(えを伝えてくる。
啄ばむような口吻をいくつも落とし、やがてそれでは足りなくなって、指の一本一本を絡め取るかのように、舌を這わせていく。
彼の表情は見ないようにした。 冷めた視姦に見下げられているのは、いかな恥を忘れたわたしでも辛かった。
自らが蹂躙するときには遠慮の一端もないくせに、相手からとなれば指一本たりとも触れられるのを厭う彼が、いつにない媚態でわたしを煽ってまで、倦(んだ日常を曲げようとした。
それでも、彼がその危険な遊戯で誘う相手がわたし一人ならば、これほど胸苦しくはなかったかもしれない。
彼にとって自分は特別だと、自惚れた思い込みで己を慰めていられたのだから。
ちゅく、とどこか卑猥な舌の音が、暝(く藍ずんだ寝室に吸い込まれては消える。
研究と、彼との交歓のためだけにしつらえられた部屋。 わたしは死ぬまでここから一歩も出ることはできない、彼の目が伴わない限りは。
だから、知る由さえないのだ。 この分厚い壁の外で、彼が他の何十、何百の団員を喰い物にしているのか。
「…っふ、」
彼の指を深く銜え込んで、その隅々までも執拗に舐(りつくした。
…いっそこのまま咀嚼して、飲み下してやろうかとの衝動を抑えるのに懸命になりながら。
ここは。
わたしを閉じ込めたこの常闇の空間は、彼にとって、もうそれほどまでに退屈なのか。
妻を死に追いやって省みなかったのも、最愛の子供たちをすら、切り捨てたのも。
望まれるままにこの地底へ篭もり、痛めつけられて歓ぶ卑しい肉でしかなくなった身体で、従っているのも。
他の誰のためでもない、彼のためだというのに。 それでも満足してくれないのなら、わたしはどうすれば。
「……ど、うすれば………あなたを…っ」
―――わたしの裡だけに、繋ぎとめておけるというのか。
「―――が、っ……!?」
その右手をベッドへ叩きつけるように押さえ込むと、わたしは上から圧しかかっている体勢の優位をいいことに彼を組み伏せ、空いた手で白い喉を鷲掴みにした。
突然の圧迫に彼は眼を剥いたが、動けない体勢で利き手をも封じられてしまえば、この骨と皮ばかりの非力な身体は苛みから逃れる術を持たないようで、頚動脈を絞めるわたしの手に爪を立ててもがいた。
「ハ、…、ッッ……!!」
けれど。
絹糸のような髪を振り乱し、苦渋に顔を歪める彼を見下ろしながら、わたしもまた、下肢の奥で圧迫が増すのを感じていた。
この苦痛を、彼の肉体は確かに悦んでいるのだ。
そして、或いはそれが接合部を通じてわたしの内にも流れ込んでくるのか。
焦点の融け始めた瞳が潤むさまを、…そして目の前の甘美な苦痛を逃がすまいと、女のように細い腰を淫らにうごめかせて悶えるさまを。
見つめているうちに、いっそ切ないまでに烈しく、欲情が滾ってくるのを自覚した。
彼の首と下芯とを加減なく締め上げ、それこそ狂人の姿(を呈して動いた。 内臓が喉元へせり上がるような圧迫におかされ、とうに悦楽に麻痺したはずのわたしの理性が、たやすく陥落していく。
「…は、ぁ、……ァあ…ッ!」
ギィッ、と甲高いベッドスプリングの悲鳴。
―――目の前が眩暈に白むその一瞬、わたしはいつも、彼への感情が溢れて窒息しそうになる。
欲望の奔流を吐きつくした彼の全身が、くたりと弛緩して寝台に沈んだ。 酸欠のためか、眇めた双眸を虚ろにさまよわせている。
わたしが手を離した途端、彼はびくんと喉をそらしたかと思うと、勢いよく肺へ流れ込んだ空気に激しく噎せた。
「…貴様……ッ」
咳き込みながら、息苦しさに涙ぐんだ目でギリッと睨み据えてくる。 流石に頭にきたのだろう。
だがわたしは意に介することなく、ベッドサイドのランプへ手を伸ばし調節した。 吐息の交わる距離に近づいて注視せねば相手の顔が見えない、そんな暗さまで灯を絞る。
「……ウルフガング?」
わたしの行動をいぶかしんでか、あるいは本能的に焦眉を察知してのことか。 戸惑いにひそめられた表情の奥で、ごくかすかな怯えの影が走る。
静かに彼の肢体を組み敷いて、解放の余熱に弛(んでいる両腕を広げさせた形で押さえ込むと、その色がよりはっきりとしたものに変わるのが、脆弱な明かりの下でも分かった。
「ウルフ―――」
彼の咽喉が抑止の声を零しかける寸前、わたしは金糸の奥の耳朶へと唇を這わせながら、掠れて熱をもった低い囁きで、彼の脳髄をつらぬいた。
「 」
息の引き攣るかすかな音を立て。 それきり、仄白い四肢がひたと凍りつく。
「―――、―――…… …―――、」
それは精神(という名の彼の深底を侵しうる、ただひとつの毒の言葉。
憑かれたかのように幾度も幾度も注ぎ込んでやるたび、こわばった彼の身体から熱が引いて、細かな戦慄にすり変わってゆく。
彼は逃れようと闇雲に下肢をよじらせたが、未だわたしの内奥に獲(われた男の弱みをきつく締めつけられると、「ひ…」と喉を鳴らして抵抗をやめた。
逃がしたくない。 …今更、どこへも逃がしてなどやるものか。
強弱をつけて絞めながら、絡みつかせた腰を揺すってやると、彼はたまりかねたように悩ましく呻き、ふたたび反応しはじめた。
―――暗闇で男に押さえ込まれることが彼にとってどういう意味を持つか、決して知らないわけではないのだ。
なのに、わたしはよほど惑乱しているのか。 途中で正気に返って彼を放すことが、どうしてもできなかった。
彼の古疵のかさぶたを剥がし、滲んだ血を舐めるような行為の狭間に、ふとわたしの脳裏を何かがよぎる。
まだ生命の意味すら知らなかった、無垢で残酷な幼年のころ。
両親に連れられて訪れた親類の屋敷で、それまで見たことのない、とてもとても美しいオブジェと出会った。
色とりどりの鮮やかな模様。 蝶の標本コレクションさ、と得意気に、持ち主である年かさの従兄弟は笑った。
そのオブジェの印象的な美にたちまち魅了されて、自分も欲しくなって、夢中で真似をしたことを覚えている。
しっとりと柔らかい翅を伸ばし、綺麗なピンで刺し止める瞬間の、あの目の眩むような充実を、快感を―――。
目をつけたいくつもの花から花へと、気ままにつまみ食いして回る蝶は、ひどく不実な浮かれ女だ。
その罪のゆえに、縫いとめられるのだ。 憎しみではなく、愛が形を変えた楔によって。
四肢をひらかれたまま束縛された、美しく哀れな姿で。
……ちょうど今、わたしの下で悦虐に悶える白い裸体のように。
彼はきっと永遠に気付かないし、決して信じはしないだろう。
淫魔(の身も心も貪りつくすことを望んでやまぬ悪魔に、この闇底で毎夜、密やかに蝕まれていることなど。
―――おまえを閉じ込めて、わたしだけのものにしてしまいたい。
耳の奥によみがえるあの声は。 本当に、彼だけのものだったのか。
<Fin.>
後書きです。
Swallowtail = アゲハ蝶。…いや、黄色と黒のカラーリングが何となくS伯っぽいかなあと(笑)
何気にアニマで金髪&黒服の取り合わせってS伯だけなんですね。ミハもジェルマンもリュースも白服ですし。
背景写真はジャコウアゲハですが、ナミアゲハの方がそれっぽかったかな…(探したけど見つからず。/爆)
このS伯は子供のころ、類稀なる美貌故、前サンドウィッチ伯(S伯の父親)から性的虐待を受けていた過去を持っている…との妄想設定が前提です。<ベタですが…(爆)
ウルフはそれが叔父のトラウマなのを勘付いているので、彼を抱くことだけはどうしてもできません。
でもS伯は普段の高慢とプライドの仮面の奥で、自分が壊れるほど激しく抱いて愛してくれる人を求めていて、無意識にそれをウルフに期待してるんだけど、ウルフはそれには気付かない……というような。
お互い想いはすごく深いのに、肝心なところで平行線。…それが何故かウルサン的サンウルに。(わあ痛い)
ま、まあ、ムックでの若サンウル萌えが高じた結果の産物ということでひとつ。(^▽^;)
ここまで読んでくださり、有難うございました!!
ちなみにウルフがS伯に囁いた言葉は「愛している」ですが、
宜しければ貴方様なりのご解釈でどうぞ(笑)
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